帽子は、どんなものでもある程度は紫外線をカットしてくれます。
ですが、形や色や素材によってより効果的な帽子を選ぶことができます。
ここでは紫外線対策を意識した帽子の選び方を紹介します。
●紫外線対策力アップ!帽子の効果を高める3つの要素●
帽子は「色」と「素材」と「形」が重要
◆色◆
色が濃いほど紫外線を透過しにくく、
黒が一番UVカット率が高い色です。他には青や黄色が80%前後です。
黒 85.9%
青 81.6%
黄 77.8%
UVカット加工なしの帽子でも、黒、青、黄色なら紫外線対策として優秀。
ただし、黒は熱を吸収しやすいので頭部に熱がこもりやすくなります。
真夏は熱中症に注意が必要です。暑い日は青や黄色の方がおすすめです。
ただし、UVカット加工がされている帽子なら
どの色でも紫外線対策になります。
顔を絶対に焼きたくない場合は、日焼け止めやサングラスを併用しましょう。
◆素材◆
帽子の素材によってUVカット効果は変わります。
ビニロン、ポリエステル、羊毛は80%以上
アセテート、綿、絹、ナイロンは60%以上
冬なら羊毛が暖かくて紫外線カット率も高いのでおすすめ。
暑い時期は綿や絹が肌触りがよく気持ちが良いのですが、
紫外線カット効果はそれほど高くありません。
ポリエステルとの混紡なら少し紫外線を通しにくくなります。
化学繊維なら、UVカットを目的として作られた紫外線遮断繊維(UVカット繊維)が
一番効果があります。
◆UVカット効果のあるおすすめの帽子ブランド◆
【日焼け防止・対策おしゃれ帽子ブランド6選 効果的なuvカット帽子ランキング】
カーボン、セラミック、チタン、紫外線吸収剤が繊維に練り込まれたものなので
洗濯をしても効果が落ちにくく、長く使用できます。
UVカット加工表示がある帽子を選ぶと良いでしょう。
繊維ではなく、出来上がった帽子にUVカット
効果のあるコーティング剤を吹き付けたものは
洗濯などで薬剤が剥がれ落ち、徐々に効果が薄くなります。
その場合は2~3年で買い替えた方が良いとされています。
もう一つ真夏にかぶる帽子としては「麦わら帽子」も優秀。
もともと麦は紫外線に強く、素材に使われる「麦稈真田」は
紫外線から頭部を守ってくれます。通気性が良いのも大きなメリット。
つばが広めのものが多く、色も紫外線透過率が低めの黄色。
最近はレースやリボンがついた麦わら帽子も多くでているので
色々な洋服と合わせてオシャレが楽しめます。
◆麦わら帽子はこちらの記事もどうぞ◆
【かわいい麦わら帽子とストローハット7選 夏におすすめの涼しい帽子】
【麦わら帽子メンズのおしゃれブランド10選 優れたuvカット効果を持つ天然素材帽子】
◆形◆
紫外線対策として帽子を選ぶなら顔に日陰を作ってくれる「つば」が重要。
つばが長い・広い・全周にあるものの方が紫外線カット効果が高いです。
野球帽のようなキャップタイプよりもハットタイプがおすすめ。
【つばの長さと紫外線防御効果】
キャップタイプ
7㎝ 60%
10㎝ 70%
ハットタイプ
7㎝ 65%
13㎝ 90%
つばの長さが7㎝のキャップタイプと
13㎝のハットタイプでは30%も防御効果に差があります。
このため、スポーツ時や、よく物を見なければいけない時以外は
キャップタイプよりもハットタイプの帽子を選ぶ方が
良いでしょう。
●帽子では防げない紫外線●
帽子は上からの紫外線を防ぐことは出来ますが、
横や下からの反射光は防げません。
白い砂浜やスキー場の雪は光を反射するので帽子だけでなく
日焼け止めやサングラス、マスクが必要になります。
真夏の海水浴やプール、山登りに出かける場合は
UVカットグッズを複数併用することでお肌を守るようにしましょう。
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帽子は普段の買い物やちょっとしたお出かけにはとても有効な
紫外線対策になります。
デザインや値段の幅も広く、季節に合わせたおしゃれもできます。
お好みの色や形の帽子を選んで、夏の外出を楽しみたいですね。
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