紫外線対策の食べ物は美容に良いものがほとんどですが、
美容効果があるものでも食べ方によっては逆効果なことがあります。
ここでは、紫外線に悪い食べ物・食べ方について解説していきます。
●紫外線対策の食べ物には食べ方がある!●
肌や目に紫外線を浴びると、活性酸素が発生して体内のメラニンを増やし
シミやそばかすの原因になります。
その活性酸素の活動を抑える、抗酸化作用を持つのが
ビタミンC、E、A(β-カロテン)やリコピンです。
多くの野菜や果物に含まれていますが、種類によっては日没後に食べないと
しみやソバカスの原因になるものがあります。
肌のケアのはずの食べ物が悪影響を及ぼすのでは意味がありません。
日中は野菜や果物の種類を選んで食べるのが望ましいです。
●紫外線に悪い食べ物とは?●
美容成分として代表的なビタミンC。
ビタミンCを多く含む野菜や果物といえばレモンやオレンジなどの柑橘系を
思い浮かべる方は多いでしょう。
しかし、種類によっては「ソラレン」という光毒性を持った物質を
含むものがあります。
ソラレンはお肌の紫外線に対する感受性を高めてしまうので、
摂取すると日焼けしやすくなります。
【ソラレンを多く含む野菜や果物】
◆果物◆
レモン、オレンジ、みかん、グレープフルーツ、いちじくなど
※「ソラレンが多い植物にキウイは含まれない」というご指摘をいただきました。
キウイフルーツ果実からソラレンは検出されない
訂正いたしますとともに深くお詫び申し上げます。
◆野菜◆
あしたば、ジャガイモ、きゅうりなど
◆香味野菜◆
セロリ、大葉、三つ葉、パセリなど
●紫外線に良い食べ方とは?●
それでは、柑橘系に豊富に含まれるビタミンCを摂ったり
お料理の風味を引き立てる香味野菜を食べるには
どうしたらよいのでしょうか。
ソラレンが肌に影響するのは約10㎎以上摂取したときと言われます。
スムージーなら約500ml(コップ2杯分ほど)。
また、ソラレンは摂取後約2~5時間経つと紫外線を吸収しやすくします。
朝食に食べると1日のうちで一番日差しの強いお昼時に重なってしまいます。
朝はソラレンを含む食べ物を避けるようにしましょう。
紫外線の量が少ない日没後に食べることで、豊富なビタミンCを
体に摂り入れることができます。
柑橘系の果物やきゅうり、香味野菜、スムージー、青汁などは
夕食時や、午後17時以降に食べるようにしましょう。
●朝食べても良い紫外線対策の食べ物●
朝食にはさっぱりしたサラダを食べたいという方も多いと思います。
ビタミンを豊富に含む野菜や果物の中で、
ソラレンが少ないものもたくさんあります。
【野菜】
大根、ごぼう、にんじん、カブ、カボチャ、ネギ、レタス、トマト
【果物】
りんご、スイカ、バナナ、いちご、モモ、ぶどう
いちごや赤ピーマン、トマトはサラダとして食べやすく、
抗酸化作用があるビタミンCやリコピンが多くおすすめ。
ビタミンCには、ビタミンEを助ける働きがあり、
一緒に食べると相乗効果で更に美容に良いと言われています。
ビタミンEを多く含むのはピーナッツやアーモンドなどのナッツ類。
朝の食事には赤ピーマン、いちご、トマト、ナッツ類を
摂り入れると、紫外線による肌ダメージの予防になるでしょう。
また、夏はリコピンがトマトの1,5倍含まれると言われるスイカが
食べられます。夏の朝はスイカもおすすめです。
紫外線対策の食べ物はこちらの記事も参考にしてください。
【紫外線対策の食べ物-野菜と果物の日焼け予防ビタミン】
【日焼け・紫外線対策のトマトやスイカ 効率的な食べ方と簡単レシピ】
せっかく美味しくて栄養のある野菜や果物を食べるなら、その特性を
最大限に生かす食べ方をしたいですね。忙しい朝はトマトジュースもおすすめです。
●紫外線に悪い食べ物・食べ方まとめ●
✓ソラレンを多く含む果物や野菜は夕方以降に食べる
✓オレンジ、レモン、セロリは夕食に食べる
✓スムージーや野菜ジュース、青汁は入っている野菜を確認して飲む
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